④「KETZ×黄帝心仙人」 ダンススタイル対談
――精神的な部分で構築される要素はなんですか。
KETZ
そういえば高校の修学旅行での寄せ書きに、「ほんものだけが生き残る」とか書いていました(笑)。
黄帝心仙人
怖い高校生ですねー。
――すでに悟りを開いていますね。
KETZ
出るくいは打たれるみたいな打たれまくってたので、「私は負けない」精神が強くっなっちゃって。
よくも悪くも何だか目立つらしくて。。。
黄帝心仙人
前に出すぎたくいは打たれないなんていってましたよね。(笑)
KETZ
出るくいは打たれすぎちゃって打たれづよくなっちゃうわけよ。
――仙人さんはどうですか?
黄帝心仙人
僕は今の考えとしては一番最初のきっかけで無名(うーみん)を組んでコンテストで入賞して。
ダンディらでも初準優勝して、次にG‘old(ジーオールド)で優勝させてもらって…ほんといい仲間に出会えて。
運良く皆のちからで今の環境にいることができる。
やっぱりそれはダンスがあったからこうなれたわけで、本当にダンスに対して感謝してるんですね。
こんなに楽しくて幸せな環境におかせてもらえたダンスにどうしたら
恩返しできるかなって考えた時に、自分にできるのはダンスを広めることでしかなかった…。
今はアンダーグラウンドな部分とメディアを繋げていきたい。もちろんアンダーグラウンドな所ですごくいいものは本当にいい。
でもそれをどういった形で一般の人に広められるか…。
すごくいい形で僕に与えられたダンスというものを広めたいし、皆にもいいものを見て欲しい…。
僕にとってもダンスの最初のとっかかりって派手なものだったんですけど、その派手なものを通して深いものを知れたから自分もそんな最初のとっかかりになれればいい。
スーパーチャンプルで皆がひとりでできるもんを見ておもしろい。ダンスって楽しい。と思えたらすごい事だと思うから…自分もできるもんを尊敬してますし、そこを通してダンスっておもしろいこれは何のジャンルなんだ!って思えればそこからどんどん広がるし、そういう影響力のある立場におかせてもらえる以上そうい うものを伝えていきたい。
ダンスはすばらしいっていうのにつきる…。
でも正直まだ今の日本でストリートダンスはアートになれていないと思うし、まだ。アートっていうにはまだまだで単純にショーを作るだけでは駄目で自分もそうなんですけど、そうなるにはそれ相応のものが加わっていかなきゃいけないと思うし、ひとつひとつの作品に意味のあるものをっておもいますね。
――仙人さんのショーは誰からみてもエンターテイメントが成立しているなと思いますね。誰でも楽しめるショーだとおもいます。スキルはもちろんこだわってらっしゃいますよね。
黄帝心仙人
いろいろなものを見てきて、わかりやすいわかりやすくないはやさしさににてるなと思うんですよね。
すごく頭のいい人は難しい言葉を使わずに誰にでもわかるように説明してあげることができる。
ダンスに関しても、難しいことも奥が深い事も誰にでもわかりやすいように提供してあげられるって事を楽しみながら勉強しています。
――ではさっきKETZさんにも聞いたのですが座右の銘は?好きな言葉とか
好きな言葉は自由人。僕の名前の仙人は自由人という意味なんです。自分のやりたい事のできる身体を作るのも自由になるということなんです。たとえばお金をたくさん持ってればお金の問題から開放されてみんなに対して余裕がもてますよね。死ぬときにでもいろんなことから自由になって余裕のある人間でいたい。イコール仙人なんです。
――お互いをダンサーとして、そしてダンスを使ったアーティストとしてどうみられてますか?
KETZ
尊敬してますよ! いろいろ先のことも考えてるし。若いのにすごいなって。それはもちろんのこと、年が違って世代も違うし男女でも違うんだけどなんか似てるとも思う。
たとえば「最近こう思ってこうなんですよねー」という話しに対して「それはこうしたらどう?」って言う会話をしているときに、彼に対してアドバイスをしているはずなのにふと気づくと自分のいったアドバイスがぴったりそのときの自分に当てはまるんです。自分にむかって言ってたのかなというくらいに。
何かが似ているんだと思うんですよね。
黄帝心仙人
そうですね。ジャンルも違うし、これまでの文化もそれぞれの生い立ちは違うんですけど、似てる部分は感じます。
――ソウルメイトてきな?
黄帝心仙人
マインドメイトでしょうかね。わかんないですけど(笑)少なからずいろんな人を見てきましたけど、特にKETZさんの影響力はすごく強いです。
KETZ
髪型まねする?メッシュ入れてもいいよ(笑)私もサングラスかけっぱなしにしていい?(笑)
黄帝心仙人
ライバルというのともちがうんですよね。KETZさんの場合、自分にすんなり受け止められる。
もちろん誰に対してもそうでなきゃいけないんでしょうけど、KETZさんの場合、やってきたことに形として説得力があるから、全てに説得力があるのかな。行動であらわすというのが自分にかけている部分でもあると思うので、やる内容はちがくってもその姿勢がかっこいいです。ストイックなのに遊びがある。。。というか。
KETZ
こだわりというか、本当にわがままなんですよ。
わがままというのは本当に自分が自分のままでいるという「我がまんま」ということですね。
黄帝心仙人
自由人ですよね(笑)
――こだわって妥協を許さないところがダンサーとしても似ているのではないでしょか。
黄帝心仙人
似ているなんてほんとうおこがましいですよ。本当に、そこの部分で言うと。
――ダンスを通してこれから伝えていきたいことは?
KETZ
仙人には本当にいい形でもっと若い人達にいい影響を与えていって欲しい。それができると思うから。私もいままで見た「私を最高の夢の世界へ連れて行ってくれたSHOW」のように隙のない空間創りを同じ温度で物づくりをできる仲間を増やして創っていきたい。
徹底した緻密な計算で出来た空間で自由にクリエイティブを発揮する、ダンサーにLIVEを遊んでほしいから。その計算をするのが私の役割かな。
そこが徹底していないとあたしが「イェイ!」ってなるアートは成立しないの。
黄帝心仙人
見る人には僕が考えることを想像してほしい。
最終的には野球があってサッカーがあってダンスが…くらいに、ダンスが自然なものとしてあってほしい。
松井 とかイチローとかそういうスター選手と変わらず、例えば仙人がいるというか、当たり前のようにいて、夢の与えられる仕事になればいい。当たり前のようにサッカー選手も野球選手とも同じくらい影響力があって、人を感動させられて。
だからもっといいものを作らなきゃって思うんですよね。
KETZ
やっぱりダンスは社会的に必要性がまだ低いからね。
アートなアーティストにもアスリートにも成りえるダンスだからこそいろんな可能性を秘めているのに簡単に言えばそのソフトを使いこなせるクリエーターがいない。みたいな。
自分も含めてなんですけど。。。そこを確立していきたい。
その意識に達して、ダンスで食べれる生活水準が上がっていったら、はじめてダンサーは職業になるんだと思います。
今は社会的にも意識的にも「バイト感覚なダンス」に食われてしまってますね。
――そこも含めて切り開いていきたいと。
黄帝心仙人
そうですね。今すごく運良く少なくとも影響力のある立場におかせていただいているからこそ、自分の思いは普通の人より伝わりやすいと思う。
だからいろいろ伝えていきたい!!
KETZ
アボガ丼できました~~!
一同―『うわーーー! ありがとうございます!! 』
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