①「KETZ×黄帝心仙人」 ダンススタイル対談

9/10発売号のダンススタイル記載の「KETZ×黄帝心仙人 対談」をノーカット版でお届けします。
KETZ
最近どう? 最近どうっていうか、先週同じタイミングで風邪ひいてたんだよね! 風邪というか多分熱中症的な感じで?頭は痛いし熱出ちゃうし。先週一緒に作業しようっていう約束があったんだけど、仙人から「全然だめなんだけど!」っていうメールが来て、「私も全然だめなんだけど」みたいなことをいってたら症状が一緒でね。しかも私はその日3本レッスンがあって移動しながら薬飲んでとかで、、、きつかった~。
黄帝心仙人
僕は完全ダウンで。
KETZ
ひっさびさに熱でたよー。とにかくだるかった~。
――この衣装(ピンクドットスーツ)は製作日数どのくらいかかったんですか?
KETZ
一週間かな。帽子は一瞬で(笑)、同じ柄の傘は1日です。
――そんなに早くできちゃうものなんですか?でもその一週間没頭して作ったのですか?
黄帝心仙人
でもその一週間もこれだけじゃないですもんね。他の作品も製作してたし。
KETZ
いい生地が見つかってアイデアが沸けば早いですね。この布の揺れ方がいい。あんなに揺れると思わなかった。
黄帝心仙人
あれは結構がんばったよ。練習のときよりもがんばらなきゃと思って。
KETZ
そうなんだ。ワールドワイドの本番ビデオみたけどかなりやばかったんね。
――作るときはどんな感じで進むんですか?
KETZ
このスーツの場合はまず仙人が絵を描いてくれて。伝わりづらい絵を(笑)。そのイメージをもとに作っていきました。
黄帝心仙人
でもイメージしてたのより全然いい! このシルエットがよく出たなーと思いましたね。
(ぼわっとしたパンツのシルエット)
KETZ
張りをださないといけないからそういう生地を探すのも大変で、これはドットの部分がシースルーで、中に黒い生地を重ねて作ってます。
中の生地を黒にしといてよかったよ。おそろいの傘も黒い傘に重ねてすぐつくれたからね。
――その傘とそのスーツをきていたら空が飛べそうですよね。
黄帝心仙人
あ、空はすでに2回ほど……(笑)。でもこういう衣装を着てたら別の世界にいけますよね。
ファンタジーな。
KETZ
このボタンもねー。ばかみたいに大きくってかわいい! 作るときはキーワードをもらうんだけど、このときは「丸い感じ」でした。
黄帝心仙人
だから全部丸いもんね。基本的なフォルムも。
――以前インタビューでKETZさんと出会ってから自分探しを目標にするようになったとおっしゃっていま   したが…。
黄帝心仙人
そのインタビューのちょっと前にちょうどここでいろいろ話しをしてたんですよね。KETZさんの話をいろいろ聞いているうちになるほどなというところがあって、人生は自分探しなんだなとおもったんですよね。
KETZ
そう。リハーサルとか言って8割がここでいろんなダンスと関係ないことまでの話し込み。それで「自分探しの旅にでよう!」みたいになってて。
黄帝心仙人
そうやって考えると、何かに向かってというのも楽しいんだけど、これも楽しいこれも楽しいってちょっとでも興味を持ったものは足を突っ込んでみてっていうのがいいのかなと思うんです。
思い返してみるとダンスだって最初のキッカケはそういうちょっとしたことだったし。いろいろやってみて最終的に形になっていればいいんです。だからいろんな自分を探しに行くのもいいなって。閉鎖的になるのではなくいろいろやってみる。やっぱり人間奥行きが大事ですからね。
KETZ
いろんな経験がないと説得力がなくなっちゃうから。だから失敗を重ねて、その失敗の中からいかに対応力をつけていくかっていうのが大事じゃない?
最初から完璧な人はいないし、もちろんわたしもまだまだ未熟、未完成だし。
黄帝心仙人
KETZさんは料理とかもすごくうまいんですよ。アボガ丼とか。
KETZ
アボガ丼ねー(笑)。仙人に大絶賛してもらって。…作りましょうか?
一同笑
――レシピは?
KETZ
教えられないですーー。アボガドとトマトなんですけどね。コクがあって。隠し味があるんです。うふふ。
黄帝心仙人
うまいんです。くるといつもいろいろ出していただいて。
KETZ
ほんとうお母さんみたいなんです。仙人は私のことお母さんって呼ぶんですよ。
黄帝心仙人
お母さんなんです(笑)
――さきほどからなんかそうやって呼ばれてて、あれ、聞き間違いかなーなんて思ってたんですど…。    いつからお母さんなんですか?
黄帝心仙人
これ(テレコ)があったから一応「ああKETZさん」と呼んでいたんですけど。KETZさんと呼んでいたのは最初のうちだけです。
――アットホームでほんとうに仲がよいのが伝わってきますねー。いつからお母さんなんですか?
黄帝心仙人
もう半年以上お母さんですね。NE時のメンバーのお母さんなんですよね。
KETZ
そう、洗濯したり料理作ったりしてみんなの世話をしてたらいつのまにかお母さんと呼ばれるように。
で、「悪かないな」って(笑)……母性!?
――いろいろプロデュース的なことをしていたらそういう感情とか愛情とかわきそうですよね。
KETZ
そう。対個人でもそうなんですけど、結局ものを作りたい作品にしたいっていう自分の作品に対してか、ダンスというものに対しての愛情表現なんです。
ダンスを始めて20年たって、家族の次に長い付き合いのダンス。自分の中の一部というか、人生の大部分を一緒にすごしているからそれをよりよい形で残したいっていうか。自分を表現する手段だし。自分に対する愛情でもある。
――ダンスは表現手段のひとつでそこからいろいろ派生してものを作ったり作品を作ったりされているわ   けですが、そういうクリエイティブなところで共感されてるんでしょうか。
KETZ
私たちはあまりダンスダンスしていないんだと思うんですよね。いわゆる流行のダンスに敏感なわけでもないし、そういう捉え方はしていない。あくまで自己表現方法なんですよ。
黄帝心仙人
ダンスに限らず音楽とか絵とかって、単純に歌だったら歌詞とかで自分の気持ちを表現するし、絵も風景をただ描くよりも、それを通して自分の思想、環境、今考えてることを表現することが多いと思うんです。
ただの風景画もそれはいいんだけど、自分としてはひとつの作品は同じものは2度とでなくてそこにそのときこめられたものに価値がある。
僕は絵も好きだし音も作りたいなと思うけど、やっぱり今一番できる事といえば体を動かすことでの表現。
ダンスなんですよね。
そのダンスを通して今の思いだったりを表現しつつそれを人にみてもらって、20歳の作品はこうだし25歳はこうだったし30はこうっていう、そのストーリーを最終的に見直していけたら一番おもしろいなという意識で今はダンスをしていますね。
――そのときそのときの表現が新鮮で素直であるための自分探しの旅なんですね。
黄帝心仙人
そうですね。

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